
ちょっと前ですが、秋恒例の「おたるBook Art Week(ブックアートウィーク)2025」が、10月12日(日)〜10月25日(土)の期間で、今年は9会場で開催されました。
小樽市内の店舗や公共施設などを会場に、本や本に関連する様々なアート作品・資料などを展示する、すっかりおなじみのイベントです。
会場によっては公式の開催期間より長いところもあったのですが、それらも11月3日で全て終了しました。
私も各会場を巡ったのですが、残念ながら「朝里川あじさい町会 あじさい文庫」には行くことができず、全会場制覇とはなりませんでした。あじさい文庫さん、ごめんなさい。
それでも8会場に行くことができて、その様子をブログにも掲載してきましたが、実は最後にいった会場でもある、花園グリーンロード沿いの「洋食台処なまらや」の様子はブログに未掲載だったんですよね。
ということで、イベント終了から随分と時間は経ってしまいましたが、洋食台処なまらやの「おたるBook Art Week 2025」の様子をお伝えしますね。

なまらやの開催期間は10月14日(火)~11月1日(土)で、通常営業時間は18:00~22:00なのですが、例年のことながら公式期間中の10月15日〜25日の水~土曜は、12:00~14:00も営業していたんですよね(定休日は日・月曜)。

で、毎回なまらやでは複数作家による展示を行っているのですが、今年は「なまらや蛸縛り」を合言葉に10人の作家さんたちの興味深い作品が、店内のあちこちに展示されていました。
合言葉は蛸ですって、タコ。いったいどんな作品が展示されているのか、楽しみに見てきました。
まず、こちらはお店に入って左のカウンター横の展示棚。

城戸みゆき氏「ココマデ読ンダ」

土田拓摩氏「タコルル」。足が取れる。土田拓摩氏は今年のフライヤーをデザインされた方です。
森 麻美氏「オバケのコタさん」。豆本です。

菅 文彦氏「当世風好色多幸之触手 -北斎追想-」

奥の一室へ。

ここには博信堂書店の古本販売コーナーがありました。

その上には円山恭子氏の「タコタンク」。この方は普段から灯油タンクの撮影をしているという方で、その中のレア中のレア、タコ型灯油タンクの写真が展示されてるんですね。

ReguRegu氏の作品。8本の腕を使って、4冊の本を同時に読んでます。
そして、奥の小上がりです。

まず工藤正樹氏「タコさん」。

柿本慧こ氏「逃げようと思えばいつでも逃げれる」

yama_me(やまメ)氏「書物内風景」

これ、暗くすると目が光るんです。

トイレの手洗い場では、天井を見上げると…

シベリア卍固め氏「なまらや酔蛸(すいそう)」。津軽のねぶたの制作方法を研究して作成されているそうです。
ということで、「なまらや蛸縛り」を合言葉にして10人の作家さんの作品が展示された、洋食台処なまらやの「おたるBook Art Week 2025」の様子でした。
そうそう、今年も各会場を巡るスタンプラリーが行われていて、各会場でもらえるスタンプを9個集めると、オリジナルのアクリルキーホルダーがもらえたんですよね。ちなみに、朝里のあじさい文庫と塩谷のがたんごとんはスタンプを2個もらえました。
で、私はあじさい文庫には行けずに、それ以外の8会場を巡ったのですが、塩谷のがたんごとんで2個スタンプをもらえたので、なんとか9個集めることができました。
そして、最後に行ったなまらやでオリジナルのアクリルキーホルダーをもらいました〜!!やった!!

※参照:『なまらや蛸縛り』の道案内 : なまらや的日々
※なまらや的日々
※おたるBookArtWeek
※Facebookページ:おたるBookArtWeek

【関連記事】
・秋恒例「おたるBook Art Week(ブックアートウィーク)2025」が市内9会場で開催中(公式開催期間:10月12日〜25日)
※これまで行った今年の各会場の様子。
・小樽芸術村似鳥美術館の「おたるBook Art Week 2025」(1階ショップエリアで11月3日まで)〜ミニ企画展「ザ・バンカー拓殖銀行時代の多喜二」
・市立小樽文学館の「おたるBook Art Week 2025」(無料展示スペースで11月3日まで)〜回想・工藤書店
・小樽図書館の「おたるBook Art Week 2025」(10月25日まで)〜千葉茂樹さんが訳した本展
・Bar琥珀-OTARU-の「おたるBook Art Week 2025」(10月25日まで)〜NaNa.さんによる絵画・写真・立体作品などが展示
・塩谷の「がたんごとん」の「おたるBook Art Week 2025」(10月24日まで)〜木平千尋「風のうた」展
・Jeans Shop LOKKI(ジーンズショップロッキ)の「おたるBook Art Week 2025」(10月25日まで)〜「2019」by saru1/「オタルル」by ホリイヒトシ
・小樽市総合博物館運河館の「おたるBook Art Week 2025」(10月27日まで)〜展覧会の記録―図録の楽しみ方