本年6月29日(土)~7月7日(日)、小樽運河沿いの雑貨商「うんがプラス」の2階を会場として開催しました。
会場となった建物は小樽市指定歴史的建造物「旧小樽倉庫」の一角にある事務棟を利用しています。
この事務棟は煉瓦造の2階建で、日本瓦の屋根の両端には鯱(シャチホコ)が備えられています。
100年を超す重厚な建築物を会場とし、伝統芸能の能楽に使う能面を展示公開出来た事は、大変嬉しく記憶に残る催しとなりました。
会場の様子
右側が入口で、中に入ると小樽能楽堂の鏡板を写した老松をプリントした幕を配し、その2メートル程手前には、吊るした面が2面あります。
これは、会場であるホールの空間を能舞台に見立てています。
来場した方々が宙にある
浮木般若と
近江女の裏側に立って、覗くことが出来るようになっているのです。
殆どの方が、覗き込んだ感想として、視野が狭く観ずらいと言っていました。
鏡板側からの画像です。
眼の高さに沢山の面が飾られています。
第二展示室の様子
尉面、狂言面、鬼神面、怨霊面の一部が飾られています。
テーブルには能面のお話が出来るように、加工途中の面や説明資料が置かれており、付けるなどの体験もできます。
このような展示場に出会い、素晴らしい思い出が沢山できました。UNGA↑の関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
画像は小牧寿里氏の提供によります。一部サイズ等の加工をしています。
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