今回は舞台を紹介します。
初めに岡崎 謙が私邸に建立し、昭和2年にこけら落としの演能をした能舞台についてです。
展覧会の会場には当時の演能の様子や、建築中の舞台写真などが飾られています。
眼を引くのは、能舞台の1/30に縮小された模型が展示されており、駒木定正(建築史家)氏による解説が記されています。



もう一つの舞台は昭和10年(1935年)に造られ、昭和42年(1967年)まで使われていた組み立て式能舞台についてです。
行方不明のまま時は過ぎてしまいました。今から7年程前に見つかり、道職能大との共同研究を経て復元しました。
同大学構内での演能を初めとして、小樽市立色内小の廃校後の体育館にて市民の皆さんとともに演能が行われました。
実際の舞台を基に製作した模型が展示されています。

色内小学校・体育館での演能(2016.3.29)